iphoneのAirDrop痴漢に注意!あなたの名前もバレてるかも!

大阪で今年8月、45歳の男が電車内で自身の公序良俗に反する画像を女性のスマホに送り付けたとして、迷惑防止条例違反で書類送検されています。

犯人の男は動機について「受信した女性が嫌がる顔や、恥ずかしがる顔を見たかった」と話しているようです。

この事件はレアケースではなく、他にも若い女性を中心に同様の被害を受けた相談が日本各地で増えているようです。

自分のスマホに卑猥な画像や映像が届く

いま、女性を狙ったこのような新たなサイバー犯罪や迷惑行為が横行しています。

実際に被害に遭ったことがあるという、20代の女性がTVの取材に次のように答えています。

「私がスマートフォンを操作していたら、画面に男性の下半身が映った写真が、いきなり画面に映し出されてしまって。恐怖もあったのですけど、どちらかというと怒り」

この女性の場合も、電車に乗っている際に、スマートフォンを見ていたところ、突然男性の下半身が映った写真が、画面に表示されたといいます。

iphoneのAirDrop機能を悪用の迷惑行為

SNS上でも同じような卑劣な被害を受けたことが数多く投稿されています。

このような新たなサイバー犯罪や迷惑行為は、iphone等appleの端末に搭載されているAirDropという便利な機能を悪用しています。

エアドロ痴漢という言葉が生まれたほど、多くの女性が被害にあっています。

iphoneのAirDrop機能 とは

iphoneのAirDropとは、いったいどんな機能なのかご説明します。

AirDropはiPhoneをはじめ、Appleの端末に搭載されている機能で、画像や映像などのデータを端末同士で直接送受信することが出来ます。

面倒な設定を行わなくても、横にいる友人のiphoneなど、半径約10メートル以内の受信可能な端末を自動で探し出し、端末間で簡単に直接データをやり取り出来る、とても便利な機能です。

iPhone、iPad、iPod touch で AirDrop を使う
AirDrop を使えば、近くにあるほかの Apple 製デバイスと、写真、ビデオ、書類などをすばやく共有できます。
しかし、なぜ見知らぬ相手が、画像や映像を送り付けることができるのでしょうか。

実はAirDropを便利に使える仕組みを悪用しているのです。

AirDropの設定「すべての人」は危険

AirDropは、約10m以内にある通信可能な端末を自動で探し出し表示します。

通信可能な端末とは次の通りです。

  • AirDropの設定が「すべての人」から受信するようになっている。
  • Wi-FiとBluetoothがONになっている。
  • インターネット共有をしていない。

Wi-FiとBluetoothがONになっている事はあると思います。

Wi-Fi機能は常にONにしたままの人がほとんど、最近ではBluetooth®接続のイヤホンなどを使っている人も多く、そのような場合Wi-FiとBluetooth®がONになっているはずです。

インターネット共有(テザリング)をいつも行っている人も少ないでしょう。

よって、AirDropの受信設定を「すべての人」にしたままにしていると、10m以内に居る全く知らない人から迷惑な画像や映像が送りつけられる、エアドロ痴漢にあう危険性があるのです。

 

実際には、自分のiphoneなどにいきなりデータが送り込まれて保存してしまうことはありませんが、「こういう画像を送るリクエストが来ていますが、どうしますか」という確認の通知が、否応なく画像付きで表示されます。

公序良俗に反する不快な画像付きの確認通知を見ただけで、嫌な気持ちになりますし、なぜそんな気持ち悪い画像が自分のiphoneにいきなり表示されるのか怖い気持ちにさせられます。

メッセージも画像化すれば送れる

送られてくるのは公序良俗に反する不快な写真画像だけではありません。

メモ帳などにメッセージを書いて、それをスクショした画像だって送ることが出来ます。

そのメッセージに、あなたが読みたくない公序良俗に反する卑劣な事を書いて、あなたを困らせて喜ぶ犯罪者がいないとは言い切れません。

あなたの名前を知られる恐れもある

このAirDrop機能を利用すると、通信すべきiPhoneがどれなのか見分けるために、iphoneなどに設定されているユーザーの名前を表示します。

これにより、自分の名前が他人に知られてしまう恐れもあります。

10m以内という至近距離から、迷惑な画像を送りつけられて動揺している女性を見つけることは難しくはないでしょう。

動揺しているあなたの名前も知られてしまい、「○○さん」と呼び掛けられたり、あなたの名前が書かれているメッセージを画像化されたものを送られ、動揺しているあなたを見つけ出され、続けてあなたが今何をしているか言い当てられたメッセージ画像が送られてくる怖さを想像するとゾッとします。

至近距離に居る正体不明の誰かから不快な画像を送ろうとされるだけなら、恐怖というより怒りだけかもしれませんが、自分の名前も知られてしまい、名前の入ったメッセージ画像まで送られてくるなら、怒りだけでは済まなくなります。

実際に人の多い場所でAirDropを試した

私自身は不必要な通信機能や自身のSNSアカウントが検索されてしまう設定は全てOFFにして用心しているので、今回の報道を見て、「まさかそんな不用心に誰にでも自分のiphoneの存在を教えるような事は、ほとんどの人はしていないはず」と思いました。

AirDrop機能を使って送信できるiPhoneが近くにない場合はこのような画面になります。

 

実際に試してみても、きっとこのような画面になると思っていました。

しかし、実際に人の多い場所でAirDrop機能を使うと、いとも簡単に何台もの受信可能なiphoneが検出されました。

次々にAirDropが自動的に探し出し通信スタンバイになった端末のユーザー名が表示されます。

なかには一見して女性だと分かるユーザー名もあります。

想像以上に多くの人がAirDropの設定を「すべての人」から受信するという、危ない設定になっている事にとても驚きました。

「すべての人」からAirDropを受信する設定にしている人は、いとも簡単に卑劣な犯罪の被害者になってしまうという事を理解して、必要な時以外はAirDropを「受信しない」設定にしておきましょう。

現在はまだ、まさか至近距離にいる誰かから、自分のiphoneに直接画像を送りつけられる危険があることを分かっている人が少ないために、今回のような犯罪、迷惑行為を行いやすい状況です。

警察は、人が集まる場所でiphoneのAirDrop機能を使った迷惑行為が行われる場合が多いので、人込みや混雑した電車等では、特に注意をしてほしいと呼び掛けています。

フェイスブックで手当たり次第に電話番号を検索して、偶然表示された女性に迷惑電話を掛けていた犯人が逮捕されたという報道がありました。

Facebookで電話番号を検索し女性に迷惑電話を掛けた男が逮捕!
フェイスブックで手当たり次第の電話番号を検索して、偶然見つかった女性に対して卑劣な電話を掛けていた男が逮捕されました。フェイスブックで電話番号検索されない設定を確認しましょう。悪いのはもちろん犯人ですが、電話番号を公開していた人にも問題があります。

LINEで電話番号検索してたまたま見つかった相手にメッセージを送りつける迷惑行為も行われています。

知らない相手を寄せ付けないLINEの重要な設定
LINEの設定によっては、突然あなたのLINEに見も知らない他人が現れて、あなたを騙すためのメッセージや迷惑メッセージを送ってくることがあります。そのようなリスクを避けるために必要なLINEの設定を3か所確認しておきましょう。

しかし今回の事件は犯人が今自分のすぐそばに居るという怖さがあります。

フェイスブックやLINEで自分の個人情報を晒さないことはもちろん、iPhoneのAirDropのように、すぐそばにいる不特定多数とつながってしまう機能にも十分注意して、便利な機能を安全安心に使いこなして下さいね。

実際に体に触られる痴漢は防ぐことが難しくても、エアドロ痴漢、AirDrop痴漢は、あなたが気を付けていれば100%防ぐことが可能です。

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arisa

1万台以上の事務用端末がある組織の情報管理部門で情報セキュリティマネジメントを担当しています。私の実体験を交えながら情報セキュリティ対策を解説しています。

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