ホクセイモデル EDGE F-AIRとF-AIR DV


初心者にも関わらず上級者向けのアクロバット機であるプロフィールプライマス50を墜落大破させ失意の中、トルクローラー小野さんにご教授いただき購入したEDGE F-AIRキットを完成させました。

搭載メカ

  • エンジンは板プラに積んでいたYSのFZ63Sと240ccの燃料タンク
  • エンコンサーボに060BB、エルロンはS3001、エレベーターとラダーにS9001
  • 受信機バッテリーは700ma6V

という仕様です。偶然にも各動翼のリンケージはプロフィールプライマス50のリンケージが全て流用でき助かりました。

飛ばす前にシミュレーターで猛特訓

スローアクロ入門者にオススメのエッジF,AIRをプロフィールプライマス50のように墜落させては「いよいよ自分には飛ばせる機体が無くなりエンジンのラジコン飛行機はあきらめるしかない」という状況に追いつめられていましたので、ラジコン飛行機シミュレーター、リアルフライトのデータをダウンロードし、これでもかという程に練習しました。

ただしリアルフライトではEPP製の小型電動ラジコン飛行機と同じようなフィーリングでしたので「本当にこの機体データで練習して大丈夫なの?」という心配はありました。

エンジンヘリはリアルフライトでとことん練習し初フライトでホバリングもバッチリ出来ましたので、今回もひたすらシミュレーターでホバリングとコブラの練習をおこない、いよいよ迎えた初フライト、結果はどうだったでしょうか…

初めてF-AIRを飛ばした感想


F-AIRを飛ばしてみて、まず感じた事は「機速があれば嫌というほど舵が効くが、低速になると思うように舵が効かない」という事でした。これは私が長期間飛ばしたEPP機とリアルフライトで比較した事ですので誤解しないで下さい。またエンコンのフィーリングも小型電動ラジコン飛行機とは全く違い、同じタイミングで操作すると、すごく遅れてからついてくると感じました。

さすがにトルクローラー小野さんが推奨するだけあって、初飛行からコブラもどき、やや高めのホバリングまで出来ましたが、なんといってもEPP製小型電動ラジコン飛行機のように「どんな体勢からでも何でも出来るしリカバリー出来る」わけではない、ということを強く感じました。

エンジン搭載ファンフライ機でのコブラのコツ

例えるならコブラのままでターンする場合、EPP製小型電動ラジコン飛行機ならとっさにラダー、エルロンをガバッ!で向きを変え、機首が下がったらエンコンをグイ!で修正することができますが、エンジンを搭載したファンフライ機だと、

  • まず体勢を整えてからラダーをチョイチョイと入れつつ
  • エルロンをコチコチ当てて
  • しかも機速がないので舵が効きませんからエンジンを吹かして動翼に風を当てて舵の効きを調整しつつ
  • 絶対に機首が下がらないよう必要な推力を確保する

といった一連の流れを息を止めて操作しなければなりません。

正面右ターンは多少ごまかせますが、正面左ターンは気を抜くと一瞬でヤバイ領域まで体勢が崩れます。こう書けば難しいと思われるかもしれませんが、私のようにかなりEPP製小型電動ラジコン飛行機を飛ばし込んだうえで、EPP製小型電動ラジコン飛行機とエンジン搭載ファンフライ機の違いを理解すれば、なんとかなると思います。

失敗を恐れず低空で練習する

EPP製小型電動ラジコン飛行機に比べればはるかにデカいラジコン飛行機でホバリングや低空コブラが出来たという満足感はEPP製小型電動ラジコン飛行機にはない格別のものです。

また、「すぐに壊してしまいそう」と敬遠する人もいるかと思いますが、実はかなり丈夫です。高いところから機首を下げて墜落すれば当然全損ですが、低空でホバリングやコブラの練習をしていれば結構壊れません。また壊れてもフィルムを剥がせば簡単に修理できることが多いです。

上の写真でもこかしてますが、こんな程度では修理すら必要ありません。調子にのってイケイケでも困りますが、あまりに慎重になりすぎても面白さを体験できずにもったいないなーと私は思いますよ。

後日エアキラー新熊さんの勧めでエンジンをFZ63Sからサイトー56Fに換装しましたが、なるほど良い感じでした。コブラの時どうしてもエルロン方向にヘロヘロしてたのですが、結構落ち着きました。あまりオーバーパワーでもヘタなうちは暴れさすばかりでメリットは少ないようですね。飛行機はバランスが大事ですね。

初の主翼脱着式ファンフライ機F-AIR DV

低空で何度もこかしているうちにエッジF,AIRの胴体を折ってしまい、修理するのも面倒、主翼取り外し式に興味があったこともあり、F-AIR DVを購入しました。作成時キッチリと主翼と胴体の位置関係を確認しながら作業しなかった私は、主翼の各部を接着後に胴体に取り付け、寸法を確認したときに主翼と胴体の角度がズレていて冷や汗がでました。ガッチリ接着してしまった主翼とベリーパンを切り離し、主翼のセンターピンが通る穴をドリルで大きくし、ようやく正しい寸法になりましたが、飛ばす前から主翼まわりはボロボロで、手抜き作業をした自分がちょっぴり悲しかったです。

主翼が外れる分だけサーボの延長コードが追加で必要でしたが、エンジンなどメカ類はすべてエッジF-AIRから積み替え、メーカー指定の重心位置にセットしました。

F-AIR DVフライトインプレッション


フライトした感想は、EDGE F-AIRに比べクセがなく、スタント的に飛ばすことが気持ちいいと感じました。スローロールなども少ない舵で綺麗に決まりますし、旋回の張り付き感も向上しています。これはEDGE F-AIRに比べ主翼前縁が後退していること、側面積の増大などが影響していると思います。

コブラやフォール時のふらつきが少ない

コブラのスピードは速くなりましたがエルロン方向のふらつきが少なく、エッジよりも体勢を維持できます。フリップからフォールする時も正面背面共にふらつきが少なく綺麗に決まります。ホバリングEGDE F-AIRのほうが安定感はありましたが、DVがコントロールできない程ではなく、エッジF-AIRが特に簡単なだけと言えるでしょう。

適度な失速感が飛ばしやすい

スローアクロ全般のスピードはエッジに比べ少々早くなりましたが、私はこの機体の方がホバリング以外は上空、低空ともに適度な失速感もあり飛ばしやすいと思います。エッジF-AIRはいつでもフワフワしていましたが、DVはスロットルを抜いた時に空気が支える感じが良く伝わり、機体がどうしてほしいか分かりやすいです。よって左コブラターンの巻き込みはエッジF-AIRよりも早いので、エルロンとラダーを丁寧に打つことが必要ですが、これは丸胴のアクロ機にも共通することなので、今後の為にプロポのスティック伸ばして息を止めて練習しましょう。

胴体の強度は犠牲になっている

主翼取り外し式の為、胴体の強度は落ちていますので、エッジF-AIRよりも主翼上部の胴体が集中的に折れやすいのですが、修理のときは胴体をベタっと机に置き、割れた部分を復元し瞬間接着剤でペッペッと接着するだけでアライメントが出るので簡単です。エッジF-AIRは複雑に折れるとキッチリ直すのは面倒でしたが、主翼が無いと狭い部屋でもじっくり修理でき、仕上げのフィルム張りも簡単です。

重心位置を下げるのはNG

最近は飛行場でもF-AIR DVをよく見かけますが、何故か多くの人が指定位置よりもだいぶ後ろに重心をセットしています。どうしても簡単にホバリングしたい気持ちは理解できますが、背面ニュートラルで降下しないほど重心を下げると、ピッチングが出て高速低空飛行(推奨しません)が難しい、ナイフエッジやコブラの安定感が減少するなど、せっかくの機体性能が発揮されず面白くないでしょう。

それにかなり重心をさげてもホバリングが電動EPP機のように出来るなんてのは甘い考えです。メーカー指定位置で十分ホバリング出来ますから、簡単に修理できる利点を生かして積極的に低空で遊び、ドンドンこかしましょう。それがホクセイモデルの機体の粋な楽しみ方です。

YAK54 F-AIR Proは主翼が他のF-AIRよりも薄い為、失速しやすく難しいかと思っていましたが、実際に飛ばしてみるとファンフライ機特有のフワフワした妙な浮きが抑えられており、スロットルや各舵に素直に応じて飛んでくれます。